医療業界でも後継者不足が課題となるなか、仙台市医師会、医薬品卸業者などが21日、持続可能な医療提供態勢の確保を目指し連携協定を結びました。

連携協定の締結式には、仙台市医師会や医薬品卸大手のバイタルネット、七十七銀行など5者が参加し、拍手をもって締結を承認しました。
医療業界は後継者不足が課題となっていて、協定では、それぞれが連携し、開業医などに事業承継や医療経営に関する情報を提供したり、マッチングサービスを行ったりして、医療提供態勢の確保を目指します。

仙台市医師会 安藤健二郎会長:
「安心、信頼できるパートナーを得て、安定して継いでいくことが一番の目的」

仙台市医師会には、年間10件程度、承継の相談が寄せられていて、なかには廃業するケースもあるということです。医師会などは今後、セミナーを開催して、開業医と地域医療を志す医師を繋ぐ機会を設けていきたいとしています。