「こどもの日」の5日、東松島市では東日本大震災からの復興や追悼の願いを込めて450匹もの青いこいのぼりが掲げられました。

東松島市大曲地区で行われた催しには、全国から青いこいのぼりが寄せられました。今年は強風の影響で、予定していた600匹より150匹少ない450匹が掲げられました。

この催しは、震災で母親と祖父母、それに当時5歳だった弟を亡くした伊藤健人さんらが追悼と復興の願いとともに未来への希望を込め毎年、行っています。

伊藤健人さん「力をもらってまたそれぞれの生活に帰っていくような場所であってほしい」
例年、こいのぼりの掲揚は「こどもの日」だけですが、今年は少しでも多くの人に見てもらおうと先月29日から5日までの1週間掲げたということです。

参加した子ども「上がるところがすごかった。きれいだなって思った」

会場では、伊藤さんも参加する地元の和太鼓グループによる演奏も披露され、地元の人や観光客が祭りを楽しみました。
県内には強風注意報が出され、東松島市にも強い風が吹いていましたが、こいのぼりは力強く青空を泳いでいました。