三陸特産のワカメの生産が最盛期を迎えています。今シーズン5回目の入札会が26日、宮城県気仙沼市で開かれました。ワカメの品質は良いものの価格は高いということです。
入札会には、気仙沼市や南三陸町で収穫したあと、ゆでて塩を絡ませた「塩蔵ワカメ」およそ175トンが並びました。県内外の37社の買い付け業者がワカメを手に取り、厚みや色を確認しながら価格を付けていきました。

今シーズンは海水温が高い影響で生育が若干遅れたものの、品質は良いということです。一方で価格は2月27日の初入札会で10キロあたり、平均1万4634円だったのが、26日の入札会では平均1万8304円と高騰しています。

県漁協 立花洋之常務理事:
「今年は去年より取れているとはいえ、例年より少ない数量で推移しているのでそのあたりが相場に影響している」
今シーズン、県漁協では1万トンの三陸ワカメの生産を目標にしています。