宮城県警によりますと、紛失した可能性があるのは仙台東警察署で保管されていたSDカード20枚です。SDカードは、2018年から2021年までに利用され廃棄物処理法違反や青少年健全育成条例違反など14件の事件に関係する画像およそ1000枚が保存されていたということです。

画像の中には、事件現場のほか容疑者13人や当時未成年だった2人を含む被害者5人の顔写真に加え、氏名や電話番号などの個人情報も含まれているということです。県警はこれまで、各警察署の担当部署が年に2回、当該年度分のSDカードの保存状況を確認していましたが、2025年2月に過去に使用したものも含め総点検したところ、2018年から2021年に利用していたSDカードがなくなっていることに気づきました。

県警は、当時の担当者への聞き取りなどから廃棄した可能性が高いとしながらも所在が分からなくなっているため個人情報流出の恐れもあるとして公表しました。これまで個人情報が流出したという報告はありません。宮城県警は、「今回の事案を重く受け止め業務管理及び指導を徹底し再発防止に努めていきたい」としています。