引き上げ"凍結"も…拭えぬ不安
政府が示した高額療養費制度の引き上げ案をめぐり、野党やがん患者の団体などから反対の声が上がったことを受け、石破総理は、引き上げを「凍結する」方針を表明しました。しかし、将来的にどうなるのか先行きは不透明です。すい臓がんの治療で制度を利用した濱端さんは、がん患者や家族だけの問題ではなく、自分事として捉えてほしいと話します。

濱端光恵さん:
「身近な問題だと思うんですね。本当は。誰がけがしようが病気になろうが分からないので、自分事として考えていい問題だと思う。玄関一歩外に出たら何があるかわからない。もしかしたら事故にあうかもしれないし、転んで骨折するかもしれないのでそれは私も皆さんも一緒。その時に『高額療養費制度すごい』って思うと思うので」
石破総理は2025年の秋までに今後の方針を検討・決定するとしていますが、今後も、患者や家族の意見を踏まえた丁寧な議論を尽くす必要があります。