今シーズン2回目となるマガンやハクチョウなどの渡り鳥の生息調査が16日朝、宮城県北部の沼で行われました。

渡り鳥の生息調査は、県内の沼や河川、およそ500か所で毎年行われています。けさは、きのう濃霧のため延期された県北部の4か所の沼で調査が行われ、このうち栗原市若柳の伊豆沼では、県伊豆沼・内沼環境保全財団の職員が、夜明けとともに飛び立つマガンなどの数を数えました。
財団が1月10日に行った独自調査では、伊豆沼周辺でガン類が10万7904羽、ハクチョウが1064羽、カモ類が1497羽確認され、去年11月下旬から飛来のピークが続いています。

県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長:
「去年は暖冬で1月上旬から北帰行が始まって数が少なかったが、今年は平年並みに飛来し越冬している」

財団によると平年並みの寒さが続けば、2月上旬には、ロシア極東の繁殖地へ移動する北帰行が始まるということです。