10月、仙台市内を流れる広瀬川で赤い水が流れた現象で、雨水の吐口にあった堆積物から高濃度の鉄成分が検出されたことが分かりました。
仙台市太白区を流れる広瀬川では10月30日、川の水が赤く濁っているのが確認されました。

仙台河川国道事務所などによりますと、雨水を川に排出する「吐口」で見つかったヘドロ状の堆積物を調べたところ、高濃度の鉄成分が検出されました。雨水の「吐口」からは地下水も排出されます。特に亜炭鉱跡を経由する地下水には自然由来の鉄分が含まれていて、仙台河川国道事務所などはこの地下水が川に排出されたことが赤い水の原因と考えられるとして、詳しい調査を続けています。