去年8月に出版された絵本「ここにあったよ自由と幸せ」。著者は、日本とイランをルーツに持つ7歳の少女です。きっかけとなったのは、2022年にイランで起きたある事件とそれを見た母の涙でした。少女が絵本に込めた「自由」への思いとは。

ママを笑顔に

大野りりあなさん:
「ママのことを笑顔にしたいなって思って、絵本を書くことにしました」

日本人の父とイラン人の母を持つ大野りりあなさん・7歳。雑誌のモデルや俳優として活動しています。29日、絵本のサイン会で仙台を訪れました。

絵本を書くきっかけとなったのが2022年に母・アティエさんの母国、イランで起きた事件。22歳の女性が、頭髪を隠すスカーフの被り方が不適切として警察に拘束され命を落としたのです。

大野りりあなさん:
「お母さんがその事件を見て毎日のように泣いていて。どうしてこんなに自由がないんだろうなってお母さんが言っていて、自由って何だろうって思って」