宮城県内の伝統的工芸品の魅力を全国に発信します。県と東京のIT企業が13日、県内の伝統的工芸品と、アニメなどのキャラクターをかけ合わせた製品を開発して産業振興に取り組む協定を結びました。

県庁で開かれた伝統的工芸品の販売会。堤人形や伝統こけしなどが並び、訪れた人たちがその魅力を確かめていました。中には手塚治虫の漫画「ブラック・ジャック」に登場するキャラクター・ピノコをあしらった玉虫塗の小物入れも。

東京に本社を置くIT企業と職人がコラボして開発した「Chara'ft(キャラフト)」製品で4月から販売が予定されています。

キャラフト製品を見た人:
「そうでないと(伝統的工芸品が)うずもれてしまう。いいと思います」
堤人形職人 佐藤明彦さん:
「キャラクターを通して、地元の伝統的工芸品をいろんな人に知ってもらうのが一番」

販売会に先立ち県庁では、池田敬之副知事とIT企業アドグローブの中山康平取締役COOが協定書を取り交わしました。協定では県内の伝統的工芸品とアニメや漫画などのキャラクターを掛け合わせた「Chara'ft」製品を開発し魅力の発信や産業振興などに取り組みます。

アドグローブ 中山康平取締役COO:
「工芸品というのは、日用使いであったり、お土産としてというところをさらに可能性とか価値を超えていけたらいいのではないかと思っている」

今後は、仙台箪笥や堤人形、伝統こけしを対象にした製品開発も予定していて、県内の工芸品の知名度アップを図るということです。

県は、こうした取り組みを後継者の確保にもつなげたいと話しています。