高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、高脂血症を放置せず治療

厚生労働省の人口動態調査を元にした大動脈疾患(大動脈瘤と解離)の2017年の全国の死亡数は19126人、人口10万人に対しての粗死亡率は15,24%とされていますが、日本では剖検(病死した患者の解剖)実施率が低いので、原因不明の突然死と診断される場合も多く、実際の死者数はこれより多いと見られています。

亡くなった森下監督は62歳。まだまだ指導者としての活躍を期待される年齢でした。松田医師は「まずは、血管を劣化させる高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、高脂血症を放置せず治療しましょう。動脈瘤の『ある・無し』は人間ドックでCTが検査項目に入っていれば早期発見できます。定期検診を欠かさず“急死”のリスクから自分を守ってください」と呼びかけています。