能登半島地震では、大きな津波が沿岸部を襲い、住宅や車が流されるなどしました。専門家は津波を大きくする「海底地すべり」が起きた可能性も指摘していて「南海トラフ地震」でも注意が必要だとしています。

1月7日、石川県珠洲市三崎町で津波のメカニズムに詳しい中央大学の有川教授が調査を行いました。

<中央大学 有川太郎教授>
「草がこの辺りにあるのと、同じようにあそこにも絡んでいるので、波で上にあがって引いていくときに絡まっている。窓が割れていることなど総合的に判断すると、この位の高さ」

有川教授によりますと、壁に残された痕跡や海藻が引っかかっている位置などから、遡上した高さとしては最大で4.5メートルまで海水が押し寄せたということです。