今年10月28日、29日、静岡県富士宮市で、将棋の藤井聡太五冠が竜王のタイトル防衛をかけて戦う「第35期竜王戦第3局」が行われます。
藤井五冠といえば、対局中に食べる「おやつ」に毎回注目が集まりますが、富士宮市は7月12日に行われた須藤秀忠市長の定例会見で、この「おやつ」の候補について、市内の菓子店などが参加するコンテストで決定すると発表しました。

コンテストに参加できるのは、富士宮市内に本店や本社がある菓子店や飲食店で、7月29日まで、富士宮市のホームぺージでエントリーを受け付けます。
その後、インターネットや市役所で人気投票を行い、得票の多かった▽和菓子3品程度、▽洋菓子4品程度のあわせて7品程度が対局の際に出される「おやつ」の候補としてリストに掲載されます。

対局は2日間で「おやつ」は、午前と午後に1回づつ出されるため、藤井五冠は最大で4回、おやつを食べるタイミングがあります。
今回の企画の意図について、富士宮市の須藤秀忠市長は、「富士宮市はたくさんの菓子店があり、スイーツのまちとも言われている。多くの市民におやつ選びに関わってもらうことで、竜王戦の開催を盛り上げたい」と語りました。
コンテストは既存のお菓子でも、今回のコンテストのために新たに開発したお菓子でも応募することができますが、年内いっぱい店舗で一般の人が購入したり、食べたりすることができることが条件となっています。