浜松市の「遠州軍」と長野県飯田市の「信州軍」が互いの領土をかけて戦う「峠の国盗り綱引き合戦」が10月22日、4年ぶりに静岡県と長野県境の兵越峠で行われました。

33回目を迎えた「峠の国盗り綱引き合戦」、新型コロナの影響で実に2019年以来、4年ぶりの開催です。ルールは3回勝負の綱引きに勝った方が1メートル“国境”を広げるというもので、これまでの戦績は遠州軍15勝に対し、信州軍17勝です。

直近2連勝中の遠州軍は、さらに国境を戻そうと必死に綱を引きます。

1戦目、2戦目ともに引き分け。そして、運命の3戦目、終盤まで互角の戦いでしたが、最後は信州軍に軍配が上がり、通算1勝2分けで信州軍が勝利しました。

遠州軍はさらに1メートル、信州軍に領地を譲り渡すことになりましたが、この結果は、実際の地図などには反映されないということです。