空前のサウナブームといわれるなか、ところてんの老舗がサウナ専用の商品を開発しました。ところてんはミネラルが豊富で、汗をかいた後にピッタリだとして魅力を発信しています。
今年3月、静岡県裾野市にオープンしたサウナ施設です。サウナから出て、汗びっしょりの状態で食べたのは「サウナ専用のところてん」です。
<サウナあがりの人>
「さっぱりしますね」
<栗原商店 栗原康浩さん>
「体がほてっているので、めちゃくちゃおいしくなる」
サウナ専用のところてんは、静岡県清水町に店を構える明治2年(1869年)創業の老舗が開発しました。伊豆で採れた最高級のテングサと柿田川の湧水を使い、コリコリした食感とともにテングサの香りがしっかりと感じられます。
今回、サウナに合わせてタレを新たに開発しました。沼津市西浦の青みかんで作り、さっぱりとした味わいです。
<栗原商店 栗原康浩さん>
「サウナに入って、体が温かくなって汗も出て水分も足りない状態で食べると、ものすごくおいしいことに気が付いた」
ところてんは、汗をかくと排出されてしまうミネラルを豊富に含んでいます。また、タレに使った青みかんは、新陳代謝を促進し、ミネラルの吸収力を高めることが期待されています。低カロリーで栄養がとれ、お腹を満たすことができる食品です。
<客>
「わー、おいしそう。(サウナ後に食べるのは?)最高ですね」「整えてくれる。体の中から冷えていく感じがとてもいい」
今回の開発には、空前のサウナブームに乗ってところてんの魅力を発信したいという狙いがあります。
<栗原商店 栗原康浩さん>
「サウナ後に食べるところてんが、こんなにおいしいのかと僕も気が付いたので、サウナをやっている人は一回試してもらえれば」
「サウナ専用のところてん」は、裾野市のサウナ施設での限定販売ですが、今後、一般販売に向けて開発を進めるということです。