建設現場が編み出した「実践的熱中症対策」とは

9月に入っても、各地で暑い日が続いています。2020年9月3日には、新潟県内で40.4度を記録するなど、最近では、9月半ばまでは熱中症のリスクに注意が必要といえます。


日頃、高い熱中症リスクにさらされているのが、建設現場の作業員です。ほとんどの場合、エアコンなどがない炎天下で、力仕事をしなければなりません。さらに安全面から長袖、長ズボンを着用し、頭にはヘルメットをかぶる必要があります。

数人が体調不良になると、仕事の進行具合にも影響をおよぼすことから、建設現場での熱中症対策は、最も「真剣」で「実戦的」だといえるかもしれません。

最悪、命を落とす危険さえある熱中症から現場の作業員を守るために、建設会社はさまざまな対策を実施。厚生労働省はこうした各社の取り組みを業界内で広く共有することなどを目的に「見える」安全活動コンクールを開催し、ハード、ソフトの両面から熱中症の予防を啓発しています。現場で生まれ、試されてきた熱中症対策を紹介します。