マスクの着用がいらないのはどんな場合なのか。静岡県の川勝平太知事が具体的な場面を県民に示しました。就学前の子どもについては、マスクの着用を「原則不要」としました。

<静岡県 川勝平太 知事>
「まずマスク着用が不要な場合。屋外で近くで会話をしない場合、就学前のお子さまには原則不要です」

 静岡県は、専門家の意見を元にマスクが不要な場面をまとめ、5月25日、発表しました。
まず、屋外では、会話をしない場面であれば、マスクの着用は不要としました。ただ、常にマスクを持って外出するのが大前提で、高齢者や基礎疾患がある人と接触する場合は、マスクの着用を推奨するとしています。また、未就学の子どもについて、国は「一律に着用を求めるものではない」としています。県の見解は「原則不要」ともう一歩踏み込みました。

<静岡県健康福祉部 後藤幹生 参事>
「どうしても、たるんだり、ゆるんでしまったりして、きちんと装着出来ない、また逆に落として汚れたマスクを再度装着してしまって衛生的に良くないことが起こるんじゃないかといったマスクの実行力の問題を考慮しました。また季節的にも熱中症のリスク回避も考えました」

 一方、静岡県の専門家会議の委員のひとり、浜松医療センターの矢野邦夫医師は5月24日、感染症対策をテーマに講演しました。夏の熱中症や過去2年間に感染者が少なかったコロナ以外の病気を踏まえ、早い段階でマスク着用のルールの緩和が必要だと話しました。

<浜松医療センター感染症管理特別顧問 矢野邦夫 医師>
「今、マスクをやめましょうと言っていますけれど、タイミングが遅くなって10月から11月ぐらいに本格的にマスクをやめて、ほかの病気の感染者が増えると冬はめちゃくちゃになる」

矢野医師は医療ひっ迫が起きないように冬が来る前に他の病気の流行を1回終わらせる必要があるという考えを示しました。