たった一晩でおよそ20点の農機具が消えました。5月24日、静岡市葵区の山あいで、農機具などが大量に盗まれる被害があり、警察は窃盗事件として捜査しています。

<農家繁田琢也さん>
「見渡していったらあれもないこれもないってなって。なんかこんなに持ってかれるんだという感じ」

農作業現場の異変に気付いたのは、牛妻地区で米やお茶を育てる農家の繁田琢也さんです。被害があったのは静岡市街地から車で30分ほどの牛妻地区です。

23日夜から24日朝にかけて、茶畑の横に保管していた、大量の農機具などが消えました。

<影島亜美アナウンサー>
「かなり重い。ひとりではまず持ち上げられない」

繁田さんによると、盗まれたのは、肥料を混ぜる重機から高圧洗浄機など19点です。被害額は、およそ600万円にのぼるといいます。

<農家・繁田琢也さん>
「農機具はかなり大切ですし、うちみたいな小さな農家が一度に揃えられるものではないので、長いこと一生懸命やって増やしてきたものなので。愛着もあるし作業には欠かせないものばかりだったので。途方に暮れている」

新茶シーズンは終わっていたものの、二番茶に向けて準備を進める最中の出来事でした。

<農家・繁田琢也さん>
「小さい芽がもう、出てきているんですよ。僕たちが盗難にあって、どうしようかってなっているのが分からないし、この子たちも生きて、おいしいお茶になろうとしている。めげずに動いていかないといけないなと」

たった一晩で盗んだとみられる大胆な犯行。窃盗被害は複数の場所で確認されました。

<農家・繁田琢也さん>
「ダンプが止めてあったのが、この屋根の下にあるんですけど、こっちに肥料が置いてあって、このスペースに止めてありました」

全長およそ4メートルのダンプも姿を消していたのです。盗まれたダンプは、カギが付けられたままでした。

<農家・繁田琢也さん>
「危機感が薄れていた。顔見知りの人しか通らない道で自分たちの敷地で、まさか持ってかれるってことが頭になかった」

繁田さんによりますと、現場へと続く農道は地元の農家以外、あまり通らないといいます。

<影島亜美アナウンサー>
「現場へと続く道ですが、道幅は狭く車一台通るのがやっとです。周りには街灯もなくとても急こう配」

現場に防犯カメラなどは設置されていませんでした。繁田さんは24日被害届を提出していて、警察は現場検証を進めるなど窃盗事件として、捜査をしています。

<農家・繁田琢也さん>
「あしたにでも必要なものもあるので本当に早く返してほしいですね。それにつきますね」