6月18日、今度の日曜日は父の日です。最近の物価高の影響は父の日のプレゼントにもあるようです。
<竹川知佳記者>
「今度の日曜日は父の日です。例年、プレゼントとして人気なのが扇子ですが、今年は少し違うようです」
松坂屋静岡店では6月に入ってから、各店舗が父の日のプレゼントコーナーを展開。売れ筋の商品には今の時代が反映されていました。

<松坂屋静岡店 木庭英之さん>
「今年の傾向としましては、ベルトが人気があります。特にフォーマルでも使えそうなもの。特にジューンブライドですし、こういった結婚式の機会も増えているということでこういうものが売れている」
新型コロナが5類に移行し、結婚式などフォーマルな服装をする機会が増えたことは、プレゼント選びにも影響を与えていました。また、外出する機会も増え、カジュアルなシャツも売れ筋だということです。
ところで、父の日のプレゼントの予算はどれくらいなのでしょう?

<街の人>
「1万円ぐらい」
「5千円前後」
「そんなに高くなりすぎず」
Q.お父さんにプレゼントする?
「あげない。小さい頃はあげていた」

こちらは情報サイト「父の日.jp」による10~60代の男女への父の日の予算に関するアンケート調査。2022年は4000円代がもっとも多く、次に多かったのは2000円代でした。一方、2023年の調査では2000円代がトップに。注目すべきは「お金をかけない」という回答。23年は17.6%の人が「お金をかけない」と回答。22年の5.2%から3倍以上増えています。「父の日.jp」は最近の物価高によって食費や生活費がかさみ、プレゼント費用は節約傾向にあると分析しています。
<竹川知佳記者>
「プレゼントの予算が減る一方、父の日の贈り物として定番のお酒を取り扱うお店では、ちょっと豪華なコラボ商品が販売されています」

<長嶋酒店店主 長嶋利晃さん>
「これがちびまる子ちゃんのコラボ商品の純米大吟醸の父ヒロシと純米吟醸の父ヒロシです。お父さんにぜひこれを飲ませたい」
ちびまる子ちゃんの父親「さくらヒロシ」は父の日のある6月生まれ。これにあやかって静岡の老舗酒造メーカー「初亀醸造」が発売したお酒です。
<長嶋酒店店主 長嶋利晃さん>
「初めての方にも飲みやすいし、味がすごく柔らかく仕上がっているので誰にでも飲みやすいと思います」
「父ヒロシ」を夫のために買ったという客は。
<客>
「いつもありがとうですかね。こういう時じゃないとなかなか言わないですよね」
日頃の感謝を伝える父の日。23年はお父さんの頬をお酒と感謝の気持ちで赤く染めるのもいいかもしれません。