56年前、旧清水市で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で裁判のやり直しを認めるかどうかを巡る三者協議が開かれ、法医学者らの証人尋問を行うことが決まりました。

1966年に起きた袴田事件を巡っては、犯人が事件の際に着ていたとされる血液のついた「5点の衣類」が事件からおよそ1年2カ月後にみそタンクの中から見つかりました。

弁護団は、「長時間みそに漬かると血液の赤みは残らない」とする鑑定書を提出しましたが、検察側は5カ月間みそにつけた血痕に赤みが観察できたとする実験結果を提出し、弁護団の意見と真っ向から対立していました。

5月23日には弁護団、検察、裁判所の三者協議が開かれ、7月下旬から8月上旬にかけて、弁護団は鑑定をした法医学者ら3人、検察側は法医学者2人の証人尋問を行うことが、事実上決まりました。

<袴田弁護団 小川秀世事務局長>
「検察官の干渉の仕方としては、もうこれが限界だということで、私は少しこちらの立証に意を強くした」

<袴田さんの姉 ひで子さん>
「裁判所の決定が出てみないとわかりません。でも、大いに期待しております」

次回の三者協議は6月27日で、尋問の内容などについて話し合われます。