将棋の藤井聡太五冠が対局中のおやつで注目を集めたひよこ型スイーツ「ぴよりん」が、5月20日から静岡市内のホテルで期間限定で発売されました。従来の「ぴよりん」とちょっと違います。
<滝澤悠希アナウンサー>
「こちらが、ひよりんの販売コーナーです。真ん丸な目に小さなくちばし、なんともかわいらしいですね」
静岡県静岡市のホテルアソシア静岡で、5月20日から販売が始まった「うちっちぴよりん」。ちなみに「うちっち」は静岡弁で「自分の家」を意味します。
「ぴよりん」は名古屋発祥の人気スイーツで2021年6月、将棋の藤井聡太五冠が対局中のおやつに、「ぴよりんアイス」を食べたことで一時ホームページのサーバーがダウンするほど話題になりました。
その静岡バージョンが販売されるとあって、20日午前10時の整理券配布前から100人以上が列をつくり、用意した150セットはあっという間に完売となりました。
<購入客>
「とってもうれしい。ずっとぴよりんを買いたいと思っていたので、すごくワクワクしている」
「愛知県でしか食べられなかったぴよりんが静岡に来てくれてうれしい。ずっと販売してほしい」
「ぴよりん」といえば、黄色いボディーが特徴ですが、「うちっち」は緑色。これ、静岡県内産の抹茶で色づけました。
中のムースは、こちらも静岡県内産のミカンと朝霧高原の卵で、できています。さらに「ぴよりん」は揺れに弱く、きれいな状態で持って帰るのが難しいとされてきましたが、この、「うちっちぴよりん」。丈夫なんです。
気になるお味は。
<滝澤悠希アナウンサー>
「崩すのがもったいないですが、なるべく顔を壊さないようにしていただきます。抹茶のほろ苦さとミカンの酸味、全体的な甘みのバランスが絶妙です。静岡の魅力がギュッと詰まっています」
この「うちっちぴよりん」を考案したのがこの方。藤井五冠が食べた「ぴよりんアイス」を作った古田料理長です。
<ホテルアソシア静岡 古田信隆 製菓料理長>
「静岡県内の方には、静岡県の食材のすばらしさを再認識してもらうきっかけになればと思うし、県外の方には静岡の食材を食べてもらうきっかけになれば」
LIVEしずおか 5月20日