静岡市で5月7日、リニア中央新幹線のトンネル工事について県の出前講座が開かれ、これまでのJR東海との議論などが市民に説明されました。

この出前講座は、大井川流域の市民団体が企画しました。
講座では「静岡県が懸念すること」と題して、県職員がリニアのトンネル工事による大井川の水資源などへの影響について説明。
JR東海が地質などの調査を目的に、山梨県側から静岡県との県境近くまで掘り進めているボーリング調査にも言及しました。

<静岡県くらし環境部 小林泰之調整主幹>
「水圧差によって県内の地下水が山梨・長野県側に引っ張られてしまうのではないか。県内の地下水に影響を与える懸念があるのではないか心配している」

県の出前講座は、牧之原市と焼津市、島田市でも予定されています。