<初めて演奏する子ども>「ハーモニカみたいな音がする」
大正解!初めて演奏した子どもでも、その音色が分かる今回の「しずおか産」はミュージック ポン・プー P−tunes(ピーチューン)です。
<鈴木楽器製作所 開発部 古庄崇さん>「ドレミファソラシドの8音セットになっています。一番上にドレミファソ…と書いてあるシールが貼ってあります」
ポンプを押した空気で1オクターブの音を出す仕組みです。浜松市の教育楽器メーカー鈴木楽器製作所。鍵盤ハーモニカなどを作る国内トップメーカーです。新型コロナウィルス感染拡大が懸念される中、口を付けずにハーモニカの音を再現できるように開発しました。
<鈴木楽器製作所 古庄崇さん>「P−tunesの構造を説明するために分解してみます」
3つのパーツに分かれました。
<鈴木楽器製作所 古庄崇さん>「ポンプを押すとここから空気が入って外に空気が出ます。で、この中に『リードプレート』という部品が入っています」
リードプレートはハーモニカなどの音源に使われている部品です。
<鈴木楽器製作所 古庄崇さん>「低い音だとリードが長くて、高い音になるとこのリードが短いものになります」
創業およそ70年の技術が詰まっています。
<鈴木楽器製作所 古庄崇さん>「P−tunesは押し方によって音が変わります。強く押すとピーピーピー。弱く押すとピーピー弱い音。早く押すとピッ、ピッ、鋭い音になります。ゆっくり押すとピー、ピー、柔らかい音で、ロングトーンが出せます」
2セットあれば合奏もできます。
ワンセットでも一人1音ずつ担当すれば、最大8人で楽しめます。また楽器の底に紐を通すと…。
<鈴木楽器製作所 古庄崇さん>「こんな感じですね。(どういう風に使うんですか?)例えば、腕に取り付けて、運動しながら演奏ができるというような楽しみ方ができます」
本格的なハーモニカの音色を子どもから大人まで一人でも家族全員でも楽しめる、しずおか産でした。