生まれた子供の成長を願い凧を揚げる浜松まつり。2日目も好天に恵まれました。コロナ禍で様々な制約がかかる中での開催ですが、それでも、浜松っ子は、年に1度のお祭りを楽しんでいます。
5月3日から3日間の日程で始まった浜松まつり。2022年は、凧揚げと各町内での御殿屋台の引き回しが行われます。
2021年は無観客と少し寂しい祭りでしたが、2022年は3万人まで入場が認められました。
<清水英之記者>
「凧揚げ会場、一般客の入り口です。入場前に手の消毒と体温のチェックが行われています。37.5度以上の方は入場が認められません」
<観客>
「凧が落ちてきて『わぁ〜』ってなっちゃったが楽しかった。実際、動画で見るのと全然違った」
まつりの華・凧揚げにも制約があります。凧揚げを盛り上げるラッパはOKですが、ホイッスルは禁止です。
<名残組 加藤貴士副組長>
「電子ホイッスルを使用しています」
さらに、人との接触を極力避けるため、醍醐味の一つ、糸切り合戦は2022年も禁止です。例年だと怒号が飛び交いますが、2022年はみなさん、紳士的に凧揚げをしています。
<名残組 原田昌孝副組長>
「いつもは走り回っているがソーシャルスタンスを気にしながらやっている」
3年ぶりに復活した御殿屋台の引き回し。お囃子の太鼓は、小学4年生から6年生が担当するため、2022年は全員初体験です。
高林町のお囃子のけいこは、3月終わりから始まりました。本番まで1か月しかありません。本来なら、6年生が下級生が教えますが、今年は6年生も初心者のため、先輩の高校生などが指導役です。
<小学6年生の児童>
「コロナでできなかったので、少し悔しかったけど、今できるようになってすごいうれしかった」
いよいよ本番、1か月間みっちり練習し、譜面を見なくても演奏できるようになりました。
<初日のお囃子の太鼓を担当した小学6年生>
Q上手にできた人は手を上げてください
「はーい」
<高林組小学6年生 西本萌春さん>
「みんなとできて楽しかった」
自治会の関係者も伝統の継承が守られ、ひと安心です。
<高林組 鈴木浩太 副組長>
「きょうは100点です。継承ができて良かった」
<清水英之記者>
「ウイズコロナで様々な制限があり、本来のお祭りには程遠いようですが、お祭りの参加者は出来るだけでも幸せと喜びをかみしめていました」
5月4日放送