新型コロナの前後では、日帰り客と宿泊客の数を足した観光交流客数は43.3%も減ったという数字がある中、静岡県の東の玄関口・熱海市に4月24日、新たな商業施設「アカオ・ローズ・スクエア」がオープンしました。目指すのは「持続可能」な施設でした。

熱海の観光庭園・アカオフォレストの入り口にあり、建物をリノベーションしてオープンしたのが「アカオ・ローズ・スクエア」です。レストランやセレクトショップなど、4つの店がお目見えしました。

こちらは全席オーシャンビューのピザをメインにしたレストラン「コーダ・ロッサ」です。お店の一押しは、大きなフルーツを惜しげもなく乗せたピザ。味は…

<影島亜美 アナウンサー>
「フルーツの甘さがたまりません。あったかい生地の上にフルーツが乗っていて魅力的です」

生地に塗られたカスタードクリームには、富士宮・朝霧高原の卵を使用。ピザもイタリアンも「地元の食材を使う」というのがこだわりだそうです。

<影島亜美 アナウンサー>
「こちらはハーブハウスです。中に入ってみましょう。すごくいい香りがしますよ」

2階の「ハーブハウス」は、熱海や伊豆の商品を集めたセレクトショップです。

<ハーブハウス 前島圭一郎店長>
「地元の人たちが作った商品が並んでいます。こちらが熱海で生産しているダイダイマーマレイドや伊豆の農家さんの作ったジャムですね。熱海、伊豆なんかはおいしい食材がたくさんありますので」

<影島亜美 アナウンサー>
「このコーナーはアロマがたくさんあるんですね。先ほどのダイダイジャムを作ってる方が作ったダイダイミストですね。ダイダイからアロマが作れるんですか?へぇ」

並ぶのは、地元の住民が手掛けた手作りの商品。さらにこちらは多目的スペースになっていて、地元の住民が参加できるワークショップを開催したいとしています。頻繁に耳にする「地元」というキーワード。

<アカオブルーム 寺田心平 代表取締役>
「観光客だけに依存しないビジネスを目指しているので、日常で皆さんに使っていただくことで、観光客の増減に左右されない店づくりを念頭に置いています」

観光業にも大きな打撃を与えた新型コロナ。「アカオ・ローズ・スクエア」は「観光客に依存しすぎず、地元の食品を日常的に使い、地元の人に普段から利用してもらう」持続可能な施設を目指しているようです。

<アカオブルーム 寺田心平 代表取締役>
「1階にはベーカリーを作ったりして、ベーカリーも日常で食べられるパンがテーマなので、気軽に車を止めてパンを買って出かけていくみたいなことも想定しています」

「アカオ・ローズ・スクエア」の目の前を走る国道135号は年間300万台の車が行き交います。施設の前を通る観光客と地元住民の両者をターゲットにした店が立ち並びます。