2021年に発生し、28人が犠牲となった熱海土石流災害の起点となった盛り土の前の所有者の男が2026年2月15日、詐欺の疑いで逮捕されました。

2月15日に詐欺の疑いで逮捕されたのは、神奈川県小田原市城山に住む会社役員の男(75)と神奈川県綾瀬市落合北に住む警備員の女(57)で、偽造有印公文書行使と偽造有印私文書行使、詐欺の疑いで逮捕されたのは神奈川県平塚市桃浜町に住む会社役員の男(76)です。

警察によりますと、会社役員の男(75)と警備員の女(57)は、2021年3月から4月にかけて、当時経営していた飲食店がすでに閉店状態で新型コロナウイルス感染拡大防止協力金の交付対象の要件を欠いていたにもかかわらず、嘘の申請を行い、神奈川県から協力金約160万円をだまし取った疑いが持たれています。

会社役員の男(75)は2021年に静岡県熱海市で発生して28人が犠牲になった熱海土石流災害の起点となった盛り土の前の所有者で、複数の法人で代表を務めています。警備員の女(57)は男の法人の元社員で、事務を担当していたということです。

平塚市に住む会社役員の男(76)は、廃業した飲食店が新型コロナウイルス感染拡大防止協力金の交付対象の要件を欠いていたにもかかわらず、偽造した公文書などを使って交付申請し、神奈川県から協力金約75万円をだまし取った疑いが持たれています。

警察は捜査に支障があるとして3人が容疑を認めているかどうかを明らかにしていません。警察によりますと3人は知人関係で、今回の事件は熱海土石流災害を捜査する過程で浮上したということです。

熱海土石流災害をめぐっては、遺族らが今回逮捕された起点となった盛り土の前所有者の男などに損害賠償を求めています。