衆院選の静岡県内8つの選挙区の争点を深掘りする企画、今回は静岡4区についてお伝えします。テーマは「港を生かしたまちづくり」。大きなポテンシャルを持つ清水港をどう生かすべきなのでしょうか?

静岡4区には届け出順に、自民党・前職の深沢陽一候補、れいわ新選組・新人の鈴木智候補、参政党・新人の高田晃宏候補、国民民主党の田中健候補の4人が立候補しています。

静岡県内唯一の国際拠点港湾・清水港。大きなコンテナが行き交い、貿易の拠点としての役割を担うとともに、近年は多くの大型クルーズ船が寄港するなど観光の拠点としても注目されています。

2025年の清水港へのクルーズ船の寄港は過去最多の105回。乗船客数も約16万人と年々増加しています。

高まるクルーズ需要を観光や地域の振興につなげるため、新たな取り組みも始まっています。

静岡市清水区で板金加工を手がける企業で1月26日に開かれたのは、観光関係者が集まる商談会。クルーズ船の公式ツアーの立ち寄り先として、静岡市が市内の企業などを紹介するもので、こちらではミニサイズの日本刀型のピックの製作体験をアピールしました。

<旅行会社の担当者>
「楽しそうで、需要があると思います。地域の産業、地場産業になっているところだったら、特に、ここでしか見られないことですし、特別感のレベルがアップする」

一方、港周辺の整備には課題もー

<船会社の担当者>
「弱点でいうと、ちょっと港の近いところにコンテンツが少し足りないかなと。港について、そこから自転車でどっか行ったり、散策をできる場所が本当はあるといいですね」

静岡4区の重要なインフラ、清水港をめぐっては、すべての候補者が活用に向けたそれぞれの案を抱いています。

<自民党・前職 深沢陽一候補>
「市の海洋文化拠点も前に進む。民間の水族館もできる。観光の投資がプラスアルファで進んでいく。清水港を国際海洋研究拠点として盛り上げていこう。物流と観光に加え、国際的な研究拠点、そういう魅力を備えた港にしていきたい」

<れいわ新選組・新人 鈴木智候補>
「すでにいくつか観光資源はありますけれども、まだ正直、私は足らないんだとろうと思っています。そのための施設とかインフラが足りないんだろうと思います。周りの観光施設、インフラをしっかり整備することが結果的にはその清水港の利用拡大にもつながる。また清水港ですから、貿易とかもしっかり整備するべき」

<参政党・新人 高田晃宏候補>
「港を中心とした清水の文化、清水という土地は明治維新の頃から非常にその歴史の舞台になっていたりしている。清水の魅力、静岡の魅力というものを発信できるような、例えば歴史博物館でありますとか、教育にも使い、観光にも使える、そういうことで十分成長の余地はあると思います」

<国民民主党・前職 田中健候補>
「まだまだ地元の経済の波及にはつながっていなませんので、まさに清水駅前を中心に、これから新スタジアムだとか庁舎移転だとか。ビジネスや観光やというふうにつなげて、地域の発展をしていくことが、今の単体の港ですと、どうしても私たち一般の方は港との縁が遠いですから、もっともっと身近になる港のための再開発を後押しをしていきたい」

清水港をめぐっては、地元・静岡市が最大限に活用することで大きな経済効果を得たいという考えを持っていて、政治はそのために何ができるのかが問われます。

深沢候補は国際海洋研究拠点の魅力を備えた港にしたいとしています。

鈴木候補は周辺の観光施設やインフラをしっかり整備していきたいというスタンスです。

高田候補は清水の文化や魅力を発信する歴史博物館などをつくりたいとしています。

田中候補は新スタジアムや清水庁舎移転など港のための再開発を後押ししていく考えです。