静岡県沼津市出身で『クライマーズ・ハイ』など社会派の作品などで知られる映画監督の原田眞人さんが12月8日に亡くなったことがわかりました。76歳でした。

1949年、沼津市出身の原田さんはアメリカで映画評論家として活動し、1979年に監督デビューしました。

2008年には、日航機墜落事故を取材する新聞記者たちを描いた『クライマーズ・ハイ』で日本アカデミー賞10部門を受賞したほか、作家・井上靖さんの自叙伝的小説を原作とした『わが母の記』は、地元の沼津や伊豆などで撮影し、2012年、モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリに輝きました。

さらに、終戦の決断の舞台裏を描いた『日本のいちばん長い日』(2015年)や『金融腐蝕列島 呪縛』(1999年)など、社会派の作品を数多く手がけてきました。

葬儀は近親者で行い、後日、お別れの会を開く予定だということです。