「ここなら入れる」客の声が原動力
<末広鮨 4代目店主 横田知佐子さん>
Q. やめようとは思わなかった?
「やめようとは思わない。昔コンビニでお弁当を買ったおばあちゃんがうちに来て、『ここはいいね』って。『お茶も出してくれてしゃべってくれて、温かく迎えてくれてね』って。『1人だったらなかなか入れるお店がないから、ここだったら入れる』っていうのを聞いて、みんなのために続けていけたらいいなと思ったし、私も勉強になります」
お客さんとの会話を通してネタの好みやシャリの大きさ、握り方を考えるようになったといいます。
冬の味覚「遠州灘の天然トラフグ」
遠州灘で獲れ、高級魚として有名な天然のトラフグ。知佐子さんは地元の冬の味覚を味わってもらいたいとフグが扱える免許を取り、新鮮なフグを提供しています。
<末広鮨 4代目店主 横田知佐子さん>
「本当に高級、最高だと思います。養殖はやはり香りがちょっと…。天然はまったくの別格の香りがするので天然は良いですね」

2025年も10月1日から遠州灘のフグ漁が始まり、解禁を待ちわびた常連客が訪れました。
<客>
「おいしい!お肌ツヤツヤになるかも、いい感じ」
「これを食べないという選択肢はないですね」
鍋のしめは雑炊。遠州灘の恵みを余すところなくいただけます。
<末広鮨 4代目店主 横田知佐子さん>
「先々代、先代の力が今も残っているから、今もやっているという感じです。愛されるように頑張ります」







