静岡県内で1週間に報告されたインフルエンザの感染者数は、1医療機関あたり40.17人と「警報レベル」を超えています。感染者急増の背景として、指摘されているのが新たな変異株の存在です。

浜松市中央区の小児科「チルドレンクリニック」です。11月に入り、インフルエンザの感染者数が急激に増えたといいます。

チルドレンクリニック 辻徹院長
「11月くらいから増え始めて、11月の中旬、下旬と患者さんは多くなってきている。きょうは午前中に陽性の人が4人いた」

こちらの病院では、10月は1週間に15人程度だった感染者の数は、11月は週に約70人と、約5倍に膨れ上がっています。

<鈴木康友知事(11月28日知事定例会見)>
「早く警報入りした2023年は警報が13週間継続していて、今後、流行が長引く恐れもある」

記録に残る2002年以降、最も早く「警報」入りした県内。11月30日までの1週間の1医療機関あたりの感染者数は40.17人で、今季初めてマイナスに転じたものの依然、警報レベルが続いています。