2025年9月に静岡県裾野市で始動したトヨタ自動車の実験都市ウーブン・シティで11月27日、裾野市内の中学生が社会科見学を行いました。「未来の当たり前」を発明するウーブン・シティ、中学生たちにはどう見えたのでしょうか。

トヨタの実験都市ウーブン・シティでは、地元・裾野市の児童生徒や住民を今後、本格的に受け入れるために、試験的な社会科見学を11月から始めました。

27日は市内の中学生約60人がウーブン・シティに入り、住民たちが顔認証によって買い物ができるコンビニでショッピングする様子を見学しました。様々な企業が先端技術を導入していて、喫茶店では、コーヒーがコミュニケーションや議論に与える影響をカメラで記録し分析する実証実験などの説明を聞きました。

トヨタも出資している空飛ぶ自動車「Joby」を飛ばす体験にも挑戦しました。

体験した生徒
Q. 操縦できましたか?
「いま、あまりない乗り物だったので。一応できました。まだ慣れなかったけど、難しかったけどできました。未来にこういうのがあったら乗ってみたいと思いました」

生徒たちは地元で始まった未来の技術を発明する実証実験の数々に目を輝かせていました。

生徒
「おしゃれな建物とか、信号機とか、それだけじゃないけど、いろいろな技術を見て、テーマパークに来たみたいで、ずっと楽しかったです」

生徒
「実際に入ってみて、大きいな。建物も大きいし、走っている車も違う。すごく未来だなって感じました」

ウーブン・シティの2025年度の社会科見学トライアルはこれで終了ということで、次回以降の受け入れに向けて地元の学校などと検討を進めていく方針です。