10月15日午前、静岡県掛川市にある二宮尊徳の教えを伝える大日本報徳社の施設に、高齢女性が運転する車が突っ込む事故がありました。けがをした人はありませんでした。

警察によりますと、15日午前10時55分頃、掛川市掛川の「大日本報徳社仰徳記念館」で、浜松市浜名区に住む無職女性(72)が運転する車が施設に突っ込みしました。

女性は観光目的で施設に訪れ、同乗者を降ろすため車を停めようとしたところ、アクセルとブレーキを踏み間違えて、施設に突っ込んだということです。この事故で施設の扉1枚などが壊れましたが、けがをした人はいませんでした。

大日本報徳社は二宮尊徳の「報徳」思想を現代に伝える文化施設で、事故があった仰徳記念館は明治時代、有栖川宮邸として建てられた建物の一部を昭和13年に移築された物で、静岡県の指定有形文化財に指定されています。