スズキがついに、EV(電気自動車)に参入です。浜松市に本社を置く自動車メーカー・スズキは9月16日、会社として初めてとなる電気自動車を発表しました。
16日午前、東京都内で行われたスズキの新車発表会でお披露目されたのは電気自動車、その名も「eビターラ」です。2024年にヨーロッパでデビューし、国内では2026年1月16日から販売されます。
「eビターラ」は5人乗りで、4輪駆動のタイプもあり、一度の充電での航続距離は、車種によっては500キロを超えます。
<金國賢一記者>
「スズキといえば、これまで軽自動車など小さな車を得意としてきましたが、会社の初めての電気自動車ではSUVタイプを選びました」
<スズキ 鈴木俊宏社長>
「まずはある程度値段が高くても買ってもらえるモデルということで投入した。スズキは軽といわれるが、SUVも先駆的戦略をしてきた」
国内メーカーが相次いで電気自動車を投入する中、スズキは後発組となります。
<鈴木社長>
「4駆で、SUVで、Bセグ(コンパクトカー)でちょうどいいというところを狙っている。(消費者から)買いたいな、使いたいなと思われるようなEVを出していくということに注力していきたい」
EVを巡る競争がさらに激化する中で、スズキがどう存在感を示していくのか、注目が集まります。