静岡県沼津市の菓子製造会社から現金約4億円を横領した罪に問われている元・経理担当の男の裁判で静岡地方裁判所は9月5日、男に懲役7年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、沼津市の菓子製造会社の元総務課長の男(61)です。

判決によりますと、男は2024年4月から11月までの間、勤めていた会社の口座からネットバンキングを使って自身の口座に送金し3億9260万円を横領しました。

5日、地裁沼津支部で開かれた判決公判で、奥山雅哉裁判官は「身勝手な動機・理由で横領行為を繰り返した」などと指摘しました。

一方で、反省の態度を示し弁償していきたいと述べていることなどを考慮し、検察の懲役10年の求刑に対し懲役7年の判決を言い渡しました。