<伊東支局 青島悠記者>
田久保市長はきょうも報道陣の質問に対しては明確な返答を避けました。議会でも表情を変えることなく、不信任決議案が全会一致で可決された際も、淡々とした様子でした。

<LIVEしずおか 滝澤キャスター>
これで伊東市政も新たな局面に入っていくわけですが、今後はどんなところが注目ポイントになるでしょうか?

<青島記者>
「不信任決議が可決された今、焦点となるのが田久保市長が議会の解散を選ぶのか、それとも失職・辞職を選ぶかになります。しかし、ここ最近の田久保市長は、報道陣の質問にも答えず、市の幹部職員ともコミュニケーションがないなど、市長自身が何を考えているのかわからないのが実情です」

一方で、議会選挙にはおよそ4500万円と多額の費用がかかることから、市長に対する批判をかわす意味も含め、議会解散と同時に市長を辞職し、ダブル選挙に持ち込む可能性も指摘されています。

今後10日以内に判断が下されることになりますが、停滞する伊東市政の行方を左右する重大な選択を田久保市長がいつどのように決断するのか、注目されます。<滝澤キャスター>
「今後の流れを確認します。不信任決議を受けまして、田久保市長は10日以内、9月11日までに辞職・失職か議会解散かを判断することになります。


それぞれのケースです。辞職・失職の場合は50日以内に再び「市長選」が行われます。一方、議会解散となった場合は、40日以内に「市議選」が行われまして、その後、新たな議会で再び不信任決議案が可決された場合、市長が失職して50日以内に市長選が行われます。

ほかにも、市長選・市議選の「同時選挙」という可能性もありますが、まずは田久保市長が10日以内にどんな判断をするのか、そこが大きな分岐点になります。