記録的な大雨の影響で石川県内では9月23日午後3時までに7人が死亡、いまだに6人の行方が分かっていません。(JNNまとめ)
また、珠洲市と輪島市で断水が発生していて、能登町では停電の影響で一部の仮設住宅で水道が使えなくなっています。
ある住民は「空を飛ぶヘリの音、消防車のサイレンなど元日に戻された気持ち」と胸の内を語りました。
被害を受けた石川県の能登地方を支援しようと、静岡県富士市のトイレトレーラーが被災地に向けて出発しました。
富士市の防災倉庫では9月23日早朝、市の職員3人が能登地方の被災地に設置するトイレトレーラーの点検を行ないました。

富士市のトイレトレーラーは洋式の水洗トイレが4基搭載されていて、1度水を注ぐと約1500回使用できます。
また、太陽光で充電ができるため停電の地域でも使えます。
富士市は浸水や断水の被害を受けた石川県珠洲市の仮設住宅の近くにトイレトレーラーを設置する予定です。

<富士市防災危機管理課 安藤彰祥主幹>
「そうとう規模、断水やトイレが使えない状況が発生しているのかなと思う。安心して生活していただける環境を提供できたらと思っています」
午前5時に出発したトイレトレーラーは約10時間かけて石川県珠洲市に向かいます。