ミャンマーで軍がクーデターを起こしてからまもなく3年となります。
現地の状況を知ってもらおうと、長野市で集会が開かれました。


記者:
「きょう(27日)の?」
マティダさん:
「きょう、向こうは午前11時、日本の午後1時12分に空爆している、島を燃やしているとお知らせがきた」

ミャンマーの南西部・ラカイン州の島で撮影された映像です。

国軍の空爆で、町からいくつも黒煙が上がっているのが確認できます。

動画を見せてくれたのは、日本で暮らすミャンマー人で、現地の支援を続けているウィンチョさん・マティダさん夫婦です。

27日に長野市で開かれた集会で、母国で続くクーデターを忘れないで欲しいと訴えました。

ミャンマーでは、2021年2月1日に国軍がクーデターを起こし、少数民族の武装勢力との戦闘が続いています。

推定で33万人以上が住む場所を追われているとされ、難民キャンプで勉強を続けている子どもたちも少なくありません。

集会では、インドの国境付近に避難している子どもたちとビデオ通話でつなぎました。

ビデオ通話でのやり取り:
「ここにきて楽しい?と聞いたら楽しくないと、家に帰りたいと」
「2019年にコロナで学校休校。そこから2年間くらい学校なしで、2021年にクーデターなって、学校に行けない。子どもたちは(勉強が)結構遅れている感じ」