日本で生まれ育ちながら在留資格が認められなかった、長野県内の高校生と中学生のきょうだいに、在留特別許可が出されました。

「在留特別許可」が出されたのは、タイ人の母親のもと、日本で生まれ育った県内に住む17歳の女子高校生と、15歳の男子中学生のきょうだいで、これまでは一時的に収容を解かれる「仮放免」とされていました。
政府は8月、在留資格のない子どもに、「家族一体」で在留特別許可を認める方針を示しましたが、2人の母親は過去に非正規入国した経緯があり、「消極事情」にあたるとして個別の総合判断となっていました。
2人は25日、東京出入国在留管理局の職員と面接し、在留特別許可が出されました。

記者:
不安はあった?
女子高校生:
「はい」
「うれしいもあったし、驚きもあった」
2人が受けた在留資格は共に「留学」だということです。