仕事を続けながら、プロバスケットボールで世界に挑む長野県佐久市の女性を取材しました。


2022年、佐久市を拠点に3人制バスケのプロチームが誕生しました。

チームが参戦するのは、4つの国と地域から100チーム以上が参加する国際的なプロリーグ。


(神矢美月さん)「自分の夢のやっとスタートラインに立てたかなって感じはしました。この2年間で」

18年間追い求め、夢の入り口に立った神矢(かみや)美月(みづき)さん。

甘くない、仕事を続けながらのプロ生活。

それでも…


(神矢さん)「子供たちに夢を与えたいっていう、そっち側の立場になりたいなって」

憧れのその先へ、6月、舞台の幕が上がります。


佐久市を拠点に、週4日、練習に励む『サクリージョン.(ドット)エグゼ』。


市内の中学校でバスケ部のコーチを務める大河内真弓(おおこうち・まゆみ)さんが、地域を盛り上げたいと2022年に立ち上げたチームです。

社会人と学生で構成された選手7人は、佐久市内を中心に集まりました。


サクリージョンが参戦するのは、国際的なプロリーグ「3×3.EXEPREMIER(スリーエックススリードットエグゼプレミア)」。

日本では女子6チームがリーグ戦で争い、上位2チームがアジア大会に進みます。


(キャプテン・神矢美月さん)「この佐久市から世界へというのを最終目標として頑張っているのでまずは日本一を狙っています」

キャプテンの神矢美月(かみや・みづき)さん。

長野市出身で、小学5年生から18間バスケを続けてきました。

目標としてきたのが全国大会です。

大学時代には長野県ナンバー1に輝きましたが、北信越大会で3位と、あと一歩届きません。

卒業後、5人制バスケのプロリーグに進むか迷いましたが、最後の一歩を踏み出せませんでした。


(神矢さん)「いろんなところのトライアウト受けたいと思っていたんですけど、自分も弱いところがあってそういうところは自信持てない」

佐久市の企業に就職し、市内の社会人チームでバスケを続けた神矢さん。

2年前、チームの創設を目指していた大河内さんに誘われ、迷いもありましたがプロを目指すことにしました。


(神矢さん)「今はもうやるしかないでしょ、逆に楽しみ。この2年間耐えて練習して経験を積んで、じゃあプロリーグで、じゃあ自分はどこまでできるんだろうという挑戦でもありますね」