部下に対し、大声で𠮟責して「使えねえな」と言ったり、ヘルメットの上から頭を叩くなどのパワーハラスメントをしたとして、中野市に本部を置く岳南広域消防組合の職員2人が、減給などの懲戒処分を受けました。

岳南広域消防組合によりますと、処分は8日付けで、50代の男性の消防司令が減給10分の1、1か月、同じく50代の男性消防司令補が戒告の処分を受けました。

消防司令は、2021年4月、部下に対し大声で威圧的な叱責を行ったほか、同じ年の6月には、「使えねえな」といった人格を否定する発言をして、再び大声で威圧的に叱責していました。


叱責を受けるなどした職員は、2022年2月から3か月間の療養休暇を取った後、引き続き12月末まで、合わせて11か月間休職し、復職後の2023年12月に、消防組合に設置されている通報窓口に書面で事案を申し立てました。

また、消防司令補は、2024年8月、訓練中にロープの結び目が不十分など動作を間違えた部下に対し、ヘルメットの上から頭を叩きました。