登山界最高の栄誉とされる「ピオレ・ドール賞」の授賞式がイタリアで開かれ、7月に「K2」で滑落した長野県富士見町出身の登山家、平出和也さんの家族が代理で出席しました。

平出さんは2023年7月に標高7708メートル、パキスタンのティリチミールの未踏の北壁に登頂したことが評価され、日本人最多となる4度目の授賞となりました。

現地時間の10日の授賞式には、平出さんとともにK2で遭難し、3度目の「ピオレ・ドール賞」を授賞した中島健郎さんの家族も出席。

式典の前に行われたイベントで、平出さんの妻=尚子(しょうこ)さんが「2人は永遠に心の中で生き続ける」とスピーチすると、会場は総立ちで拍手を送ったということです。