長野県大鹿村で進むリニア中央新幹線のトンネル工事に関して、JR東海はこれまで示してきた計画より4年近く遅い、2030年夏に完了するとの見通しを示しました。

大鹿村で4日の夜開かれた説明会には、住民や行政関係者などおよそ60人が出席し、JR東海が、工事の進捗状況と見通しについて説明しました。

村内では、南アルプストンネルと伊那山地(いなさんち)トンネルの2つの工事が進められていますが、2026年11月完了としてきた計画を4年近く延長し、2030年夏ごろに完了するとの見通しが示されました。
想定よりも地質の状況が悪く、工事に時間がかかっていることや、作業員の人員不足などを理由としています。
着工済みのリニア関連工事で工期の延長が示されたのは、今回が初めてです。