長野道の岡谷インターと岡谷ジャンクションの間で、5月から大規模な補修工事が始まりましたが、周辺では慢性的な渋滞や事故が起きるなどの影響が出ています。
17日に報道陣に公開された、岡谷高架橋のリニューアル工事の現場。
『床版(しょうばん)』と呼ばれる橋の床の部分の、老朽化したコンクリートを取り除き、より耐久性の高いコンクリートに打ち替える作業です。
ネクスコ中日本によりますと、1986年に開通した高架橋は、凍結防止剤による塩害などで劣化が進行していて、2029年まで大規模な補強工事を行うということです。
2024年の工事期間は、夏の間を除く11月29日までで、岡谷インターから岡谷ジャンクションまでの上下線が、昼夜を通して片側2車線から1車線に規制されます。
この影響で慢性的な渋滞が発生していて、平日はおよそ5キロ、7月の3連休や秋の行楽シーズンの休日などは、最大で20キロの渋滞が予想されています。
渋滞に伴う事故も起きています。
16日は、岡谷ジャンクション付近で渋滞の列に車が突っ込み、3人がけがをする事故がありました。
17日もほかの事故が発生し、その影響で塩尻インターを先頭に最大9キロの渋滞が起きるなど、運転には注意が必要です。
ネクスコ中日本では「今後長期間に渡って高速道路を利用していくためにも、必要な工事」として、協力を求めています。