岡山市に本部を置く指定暴力団・池田組の幹部の男が愛媛県四国中央市のコーヒー店で男性を射殺し逃走した事件は、あす(14日)で発生から1か月が経ちます。【画像①】事件現場は四国中央市)

【画像①】事件現場は四国中央市

警察は男を全国に指名手配し行方を追っていますが、いまだ逮捕に至っていません。

男はどこへ 指名手配中

この事件は1月14日、愛媛県四国中央市のスターバックスで男性が銃のようなもので胸を撃たれ、死亡したものです。殺人の疑いで全国に指名手配されたのは、指定暴力団・池田組の幹部、前谷祐一郎容疑者です。(【画像②】防犯カメラがとらえた前谷容疑者)

【画像②】前谷容疑者

(佐藤大祐記者リポート 1月22日)
「愛媛県警の捜査員が、岡山市北区の池田組事務所の中に入っていきます」

警察によりますと、前谷容疑者はけん銃のようなものを持ったまま現場を去っていて関西方面へ向かったとの情報もありますが、未だ、行方はつかめていません。2人の間に何があったのか。捜査関係者は…

「個人的な恨みの可能性が高い」

男と、射殺された男性との関係は

池田組幹部の前谷容疑者は、傘下の暴力団組織で会長を務め、殺害された男性もかつてこの組織の会長代行でした。しかし、関係者によると、男性は組織を抜け右翼団体の代表につくことに。その後、2人の間にトラブルが起きたといいます。

関係者によると、2年前の10月、四国中央市で行われた秋祭りで、殺害された男性が仲間を率い、いずれかが前谷容疑者に暴行を加えたとされています。暴行の原因は分かっていませんが、警察もこの事実を把握しています。男性からの仕打ちに恨みを募らせ今回の犯行に及んだとの見方です。

一方で、捜査関係者からは逃走中の前谷容疑者が新たな事件を引き起こすのではと懸念する声も聞かれます。その理由は…。