アメリカ西部ラスベガスの大学で3人が死亡した銃撃事件についてです。犠牲者の1人は岡山市出身の日本人女性だったことが分かりました。

今月(12月)6日、アメリカ西部ラスベガスのネバダ大学で発生した銃撃事件では3人の死亡が確認され、1人がけがをしました。地元当局によりますと、死亡したうちの1人が、大学の准教授で日本人のタケマル・ナオコさん(69)と判明。

岡山県の高校同窓会など複数の関係者によりますと、岡山市出身の武丸直子さんであることが分かりました。

岡山市によりますと武丸さんは1976年、市の姉妹都市であるアメリカ・サンノゼ市にも交換留学で渡米していたということです。

留学の選考にも携わった市内に暮らす国富さんも、報道が出たタイミングで本人だと分かったといいます。

(声 武丸さんを知る国富比左子さん)「(数年前に連絡した際には)まだアメリカで頑張っているんだなと。温かい誠実そうな穏やかな雰囲気の人でした」

JNNの取材では、得意だった英語を活かしアメリカで日本の言葉や文化を約20年間、伝え続けてきたということです。国富さんは、突然の訃報に言葉を詰まらせます。

(声 武丸さんを知る国富比左子さん)「なんか無念すぎて、彼女にかける言葉もないけれども。あなたの今までの誠実な頑張りは学生さんたちには伝わっているし。

してこられたことは残っていくよというのが精一杯でしょうかね」