■もう少し早ければ…母は思いやりのある人だった

新型コロナ対策で遺族や住民など61人に限られた追悼式。87歳だった母親を亡くした平松頼雄さんが4年経った今の思いを語りました。

(遺族代表 平松頼雄さん)
「母は丹精込めて作った野菜や花を近所におすそ分けすることが生きがいで、見知らぬ人にも笑顔で声掛けをするような、とても人懐っこい、思いやりのある人でした。もう少し早く避難を促すことができていればと今でも悔やまれますが、母からは身をもって命の大切さ、また、命を守るためには早めの避難が大切であると教えてもらった気がします」

仮設住宅などへの入居者はピーク時の1%以下になりましたが、今も10世帯、24人が仮住まいを強いられています。

(伊東香織倉敷市長)

(伊東香織倉敷市長)
「地元としては災害に強いまちづくり、そして他の地域に対してはいち早く逃げることの大切さ、地域での備えの大切さを伝えていきたいと思っています。」