なぜ剛璋さんは「H1法話グランプリ」に?「伝えたい思いがある」

そんな小谷剛璋さんが住職を務めるのは、岡山県真庭市の蒜山高原のふもとにある福王寺。
平安時代、903年に創建された真言宗御室派の寺で、剛璋さんは第50世です。
(福王寺 小谷剛璋住職)
「仏説摩訶般若波羅蜜多心経~」
京都の仁和寺で10年務めるなどし、3年前に地元に戻ってきました。

なぜ「法話グランプリ」に出場したのか。そこには「伝えたい仏教のある教えがあったからだ」といいます。

(福王寺 小谷剛璋住職)
「まさに『発心』の中身を伝えたかったですね。誰でも目の前に幸せあるじゃん。気がついていないだけだよって」
「仏教がインドから中国に伝わってきて、そこからまた日本に伝わってきてるじゃないですか。これって本当に『皆が幸せになってもらうため』に、『みんなが命がけで持ってきたもの』なんですよ」
「『あ、だから仏教ってこんなに残ってるんだ』っていうのを、本当に知ってもらいたかったので」

愛犬の耳に法話
少しでも、仏教の教えに耳を傾けてもらえるきっかけになれば。寝る間も惜しんで法話の練習に励んだという剛璋さん。ときに練習相手には…。
(犬に向かって話す 福王寺 小谷剛璋住職)
「皆さんこんにちは。私は、岡山県の真庭市は蒜山高原からやってまいりました…」
愛犬のダリルが相手に。

(愛犬に語りかける杉澤眞優キャスター)
「住職さんグランプリ取ったよ。すごい人だよ」
(愛犬ダリル)
「・・・」

愛犬もきっと喜んでいるはず。愛犬だけでなく、地域の人も涙を流して喜んでくれたといいます。
そしてこの方も…。
(杉澤眞優キャスター)
「本番の様子はどこで視聴されていたんですか。現地に行かれたんですか」
(剛璋さんの父・小谷俊璋名誉住職)
「いえいえ、YouTube。YouTubeで見ていました」

ー見たときどうでしたか?息子さんの話し方などは
(剛璋さんの父・小谷俊璋名誉住職)
「よかったと思いますよ、それはね。他のと比べて(笑)そんなん言ったらダメなんかな、失礼なんかな(笑)アハハハ」
「ずっと練習しとると聞いとったんで、優勝ですもんね、それはすごいと思います」
