岡山県倉敷市出身で、かつて前人未到の大記録を打ち立てた大山康晴名人の功績を称えた「第22回大山名人杯争奪全国小学生倉敷王将戦」が8月5日に倉敷市芸文館で開かれました。今年は大山名人の生誕100年を記念する大会となりました。




全国各地の予選を勝ち上がって来た小学生棋士128人が、倉敷に集結しました。

(群馬県代表 矢内里奈さん(小6))「1回でも多く勝てるように頑張りたいと思います」

(岐阜県代表 櫻木寿賢さん(小4))「1勝はできるように頑張りたい」

(山形県代表茅野貴裕さんの父親 誠さん)「いろんな土地にいけて息子にありがたく思っています」


持ち時間は20分。低学年の部と高学年の部に分かれて競います。藤井聡太七冠をはじめ、この大会で優勝し、プロになった棋士も大勢います。

岡山市在住の菅井竜也八段もそのひとりです。

(岡山市出身 菅井竜也八段)「将棋人気もありますし、その中で県代表になった子が来ているので非常にハイレベルな戦いかなと思っています。めちゃくちゃ強い子が多いので その中で結果を残すというのは大変だなと思いますね」

この日の予選で敗退した小学生には指導対局が行われました。100人以上の子どもたちが菅井八段をはじめ8人のプロ棋士に挑みました。

指導対局を行った倉敷市出身の狩山幹生四段も過去この大会に4年連続出場しています。

(倉敷市出身 狩山幹生四段)「地元でこういう大きな大会が開催されることは とてもうれしく思います。この日のために勉強していた時もあったので」
目指せ、藤井聡太七冠。低学年の部では、茨城県の中村清之介さん(小3)が高学年の部では、兵庫県の深井奏真さん(小5)がそれぞれ優勝を果たしました。