来年11月の完成を目指して建設が進められている「あなぶきアリーナ香川」は、指定管理者の候補者から香川県議会に設計変更についての陳情が出されています。県議会の文教厚生委員会は、きょう(7日)その陳情を採択しました。

あなぶきアリーナ香川の設計変更についての陳情は、6月、指定管理者の候補者になっている香川アリーナコンソーシアムから出されたものです。
陳情によりますと、あなぶきアリーナ香川では、コンサートステージの真後ろから客を入場させる特異な設計となっていることから、風の吹き込みが舞台セットに及ぼす影響が懸念されるということです。そのため、風の吹き込みを軽減させるためメインエントランスの扉全体を覆う風除け室の設置などが提案されています。

審議を進めてきた県議会の文教厚生委員会は、きょう(7日)この陳情を賛成多数で採択しました。
(香川県議会 文教厚生委員会 都築 信行 委員長)「安全安心なアリーナ、賑わいづくりにも資するようなそういうアリーナにしていきたいというお声も多いですから、その期待に応えられるようなそういうアリーナになればと」

(香川県教育委員会 淀谷 圭三郎 教育長)「これまでいろんな意見交換をする中で対応する部分はしっかりと対応しながらですね、工期とコストコントロールの両立をはかりながら進めていくというスタンスは変わってございません。しっかりと使い勝手のいい、より良い施設にしていくというのが最大の目的だと思ってます」

陳情は今月(7日)10日の県議会最終日に採決され、採択の場合、県側は次の9月定例議会までにアリーナの設計変更についてのどのような対応を行うか議会に報告することになります。











