世界的な印象派の画家・ゴッホ。その筆づかいなどを最先端のデジタル技術を活用し再現した絵画展が、岡山市北区の杜の街グレースで始まりました。

晩年のゴッホが病室で描いたという「星月夜」。不安定な精神状態だったとされる当時の激しい筆づかいをデジタル技術で再現しました。

両備HDなどが主催した絵画展は、生誕から170年を迎えるオランダ人画家・ゴッホが作品に込めた情熱などを再現しようと開かれました。「ひまわり」などの作品24点を最先端のCG技術で動かし、当時の心情や筆づかいを表現しています。絵画展初日には園児たちが招かれ、動く絵に見入っていました。

(園児)「楽しかった」

(園児)「動くところすごかった」

別会場では、まるで生きているかのようなゴッホの「自画像」も展示されていて、多くの来場者が写真に収めるなどして楽しんでいました。

(MDKDigitalPictures 朴田秀社長)「ゴッホの筆のタッチというのは、彼の力感だったり、絵を描く時の彼の性格だったり、絵の雰囲気が変わっていくのを確認できると思いますので、動く動画として表現されていますので、そういうところも楽しみにしていただきたいなと思います」

「親愛なる友フィンセント~動くゴッホ展~」は、杜の街グレースで来月(8月)25日まで開かれています。