スマートフォンなどを操作しながら車を運転する「ながら運転」。その事故の被害で息子を失った愛知県の男性が倉敷市の短期大学で講演会を開き、「二度と癒えることがない傷を負わせる危険の大きさ」を語りました。

■「ながら運転」事故で息子を失った則竹崇智さん

「スマートフォンは凶器になり得る」


(則竹崇智さん)
「2秒、3秒使っただけで手のひらの凶器にスマートフォンはなり得る」

学生たちに訴えた「ながら運転」の危険性

免許を取って車を運転するようになる人も多い学生に「ながら運転」の危険性を伝えたいと、倉敷市立短期大学で講演した則竹崇智さんです。

■次男はスマホゲームをしていた男性のトラックにはねられ亡くなった

愛知県の事故現場
運転手はスマホでゲームをしていた(取材に基づいたCG)

則竹さんは6年前、当時9歳だった次男を、スマホでゲームをしていた男性が運転するトラックにはねられて亡くしました。息子を失ってからは、全国各地でながら運転の撲滅を訴え続けています。

「今思い出しても辛い」


(則竹崇智さん)
「今思い出しても、やっぱり辛いです。タイムマシンでもあればあの場に行って、引っぱたいてでもとめてやりたい」

 今年「ながら運転」による人身事故は6件発生(岡山県警発表)

岡山県警によると今年「ながら運転」による人身事故は6件発生しています。講演会で則竹さんは「一瞬の不注意で一生の後悔をしたり、させたりしてほしくない」と、この6年間感じてきた思いを学生たちに伝えました。

学生たちは・・・

(講演を聞いた学生)
「自分の意識で一人でも亡くなる人がいなくなるよう、気を付けたり周りの人に伝えていきたい」
「他人事にはしてはいけない」

「苦しみ悲しみは続いていく」

(則竹崇智さん)
「『苦しみ悲しみというのは続いていく』ということを、もし自分が被害にあったら、もし自分が加害者になってしまったらということを考えたら、どういった行動がとれるのか考えてほしい」

倉敷短期大学と警察では、今後も講演会を開くなどして若い世代に交通安全の啓発をしたいとしています。